爪が濁ってしまった時、それを何とか隠したいと思って、マニキュアを塗ることもあると思います。
でもやはり隠すだけじゃなくて、根本的に治したいですよね。
そんな時、クリアネイルショットを使うのであれば、マニキュアと併用しても問題ないのでしょうか。
ここでは、クリアネイルショットがマニキュアをしていても使えるのかどうかについて調べてみました。
そして、マニキュアをしているが故の悩みである、グリーンネイルにもクリアネイルショットが効くのかどうかについても調べましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
クリアネイルショットの効果をの効果をマニキュアが阻害する?!
実は、マニキュアとクリアネイルショットの併用は不可なのです。
クリアネイルショットを使うのであれば、マニキュアを落とす必要があります。
それはどうしてなのでしょうか。
浸透がよくないから
クリアネイルショットは爪専用ケア用品です。
固く厚くなってしまった爪に素早く浸透するために、浸透力を特化したジェルになっています。
液体であれば成分が流れ落ちてしまいがちなのですが、ジェルタイプになっているので爪は美しく健康的な状態へと導かれます。
爪というのはもともと何かが浸透するというのは難しいものなのですが、クリアネイルショットであればうまく浸透するように研究開発されています。
しかし、そのクリアネイルショットがせっかく浸透しようとしているのに、爪の表面で阻害してしまっては効果が得られません。
マニキュアが爪の表面に塗られている状態であれば、クリアネイルショットがどんなに浸透力を持っていたとしても、爪の内部にまで成分を届けることは不可能なのです。
クリアネイルショットを使うのであれば、マニキュアをきちんと落としてからをお勧めします。
シトロネラールやα-テルピネオールといった有効成分を爪の奥深くにまできちんと届かせてあげましょう。
湿気がこもるから
足の環境というのは高温多湿で爪の健康には良くないものです。
ずっと裸足でいられるのであれば話は別ですが、さすがにそういうわけにもいきませんよね。
適度な湿気であれば爪に良い影響を与えるのですが、湿気が多すぎる靴の中では雑菌が繁殖しやすく、爪や足指にトラブルが多発します。
その上マニキュアを塗ってしまうと、マニキュアと爪の間により湿気がこもりやすくなってしまいます。
その結果、一段と雑菌が繁殖しやすい不衛生な状態になってしまうのですね。
そもそもクリアネイルショットは爪やその周りを清潔にして、必要な成分を爪に浸透させることで爪を健康的にするケア用品です。
そんな働きを持っているクリアネイルショットを使っていても、マニキュアが湿気をこもらせて雑菌を発生させてしまえば、効果がゼロであるどころか、マイナスになってしまうかもしれません。
「クリアネイルショットを使った後だったらまたマニキュアを塗り直せばいいかな」
というのは誤りであるということをおわかりいただけましたでしょうか。
マニキュア自体が爪の健康に悪影響を及ぼすということなんですね。
除光液が足の爪を傷めてしまうから
マニキュアが爪の健康に良い影響を与えないということをお話ししましたが、もう一つ、爪にダメージを与えてしまうものがあります。
それはマニキュアを落とす除光液です。
普段の生活の中では簡単にはがれないマニキュアをいとも簡単に一拭きで溶かしてしまうのですから、その薬液の強さは想像に難くないと思います。
その強い薬剤がマニキュアと一緒に足の爪の水分や油分も奪い去り、爪を弱らせ、傷めてしまうのです。
しかもその悪コンディションの時にまた高温多湿状態にさらすと、よりダメージを受けてしまいます。
クリアネイルショットの使用を考えるのは、足の爪に悩みを抱えているからですよね。
その悩みの原因は、足の環境が悪い場合がほとんどです。
そこにマニキュアを塗ってしまうと、より環境は悪くなってしまいますね。
そして、クリアネイルショットは爪を清潔にして健康的な爪を作ることなのですから、マニキュアを使うとベクトルが全く逆となってしまい、クリアネイルショットを使う意味が失われてしまいます。
クリアネイルショットを使うのであれば、マニキュアは厳禁だと思っておいて間違いはありませんね。
爪白癬の悪化の原因もマニキュア?
若い女性に意外と患者数が多い爪水虫ですが、その一因となっているのはやはりマニキュアでしょう。
足にマニキュアをするのが常識のようになってきました。
サンダルを履いたり裸足になったりする機会が多い夏場はもちろんのこと、冬であっても足の爪にマニキュアを塗っているという人は多いですよね。
デザインも凝ったものが多く、自分へのご褒美という気持ちでおしゃれを楽しんでいるという人も少なくないでしょう。
でも、マニキュアを塗ってしまうと、爪は呼吸ができません。
不衛生となり、そこに冬のブーツでの蒸れが加われば、白癬菌はますます増殖する一方です。
その上除光液を使えば爪のダメージはさらに深刻なものとなります。
弱い爪にはますます白癬菌が増殖します。
こうなると悪循環でしかないですよね。
その負の連鎖をどこかで断ち切らないといけません。
早めに善処したいですよね。
クリアネイルショットがグリーンネイルに効果ありって本当?
最近多い爪の疾患の一つにグリーンネイルがあります。
爪が黒くなったり緑色になったりしてしまう症状で、ジェルネイルをしている人に多く見られるようです。
このグリーンネイルの原因は緑膿菌という細菌が繁殖することにあります。
浮いてきたジェルネイルや爪の隙間に入り込んで、そのまま緑膿菌が繁殖してしまうと、爪の表面が黄色や緑色になってしまいます。
それをそのまま放置して重症化させてしまうと、その色はどんどん濃いものとなり、黒っぽいものになっていくのです。
このようなグリーンエイルにクリアネイルショットは効くのでしょうか。
グリーンネイルの原因となっている緑膿菌は細菌ですよね。
繁殖を抑えるには、爪を清潔にして、その状態を保つことが大切です。
クリアネイルショットの成分の中に、爪を清潔にする竹酢液が含まれており、これがうまく作用して細菌の繁殖を防ぐことに期待できます。
ごく初期のグリーンネイルであれば、セルフケアとしてクリアネイルショットを使用することで効果が得られるかもしれません。
試してみる価値はありそうです。
ただ、絶対に治るというものではないので、その点はご了承ください。
皮膚科を受診した方が確実
「これってグリーンネイル?」
そう思ったら、とりあえずは皮膚科を受診した方が安心です。
グリーンネイルになっている場合、それだけでは済まないことが多いのです。
グリーンネイルと同時に爪カンジダ、爪白癬を患っているケースは非常に多く、それであれば皮膚科で適切な処置をしてもらうべきです。
確かにクリアネイルショットには爪を清潔にする成分が含まれています。
でも、それが確実に緑膿菌に効くというわけではないのです。
皮膚科であれば、その菌をきちんと見極めてくれ、適切な投薬によって、早く確実に菌をやっつけることが出来ます。
皮膚科に行くのは気が重いかもしれませんが、おかしいなと思ったら勇気を出して早めに皮膚科医に相談してくださいね。
ちなみに、ジェルネイルだけが原因というわけではなく、しょっちゅう水仕事を行う人や、付け爪のメンテナンス不足となった人もグリーンネイルになる可能性がありますので注意してください。
爪を休ませたうえで健康的な爪に生え変わるまでの辛抱ですので、早めの受診をお勧めします。
まとめ
クリアネイルショットとマニキュアの関係について、さまざままとめてきましたが、いかがでしたでしょうか。
クリアネイルショットを使うのであれば、マニキュアは我慢した方がよさそうですね。
また、ごく初期のグリーンネイルには効果がある可能性もあるようですが、一番良いのは皮膚科を受診すること。
クリアネイルショットを使っているから何をしても大丈夫というわけではなく、クリアネイルショットを使っているからこそより爪の健康に気遣っていきたいですね!